有機野菜のすすめ

日常の健康や、病気に打ち勝つ健やかさは、食が支えるものです。旬の食べ物には、その時季に必要な栄養が詰まっています。日本は欧米諸国に比べて、農薬や化学肥料などに関する基準が甘過ぎます。石油からできた合成物質を使わず、植物本来の成長や発酵、熟成を待った食品には、大量生産品が失ってしまった豊かな栄養が詰まっています。そんな安全、安心の有機野菜をからだに取り入れることでさらなる健康につながります。

 

<有機の土>
一見、目が粗く見える土ですが、このおかげで土中に空気が入り、野菜がたっぷり呼吸できます。実際に踏みしめてみると、空気の層ができているため、ふかふかです。化学肥料を使わないから、生き物にとっても理想的な環境です。特にミミズは土を耕し、フンが畑の栄養になるので土壌に活力を与えてくれます。

<オーガニックたまねぎ
たまねぎは、甘みとともに、辛みも特長ですが、有機で育てたものにはピリピリとするような過剰な刺激がありません。ビタミンやカルシウムなどが豊富で、古くから世界中でスタミナ食として親しまれてきました。
<オーガニックにんじん>
根菜類では珍しい緑黄色野菜。オレンジの色素はカロテンで、約50グラム食べれば、成人の一日に必要なビタミンA量がカバーできます。有機のものは甘みが濃厚なので、ハチミツなどを加えずに生のジュースにしてもおいしく召し上がれます。
<オーガニックじゃがいも>
じゃがいもの主成分であるでんぷんは、エネルギー源として消化されやすいのが特長です。じゃがいものビタミン類は、皮の近くに多く含まれるので、有機のものであればぜひ皮のまま調理することをおすすめします。
<オーガニックまいたけ>
香りと食感に優れた、マツタケやシイタケと並ぶ食用きのこの代表格。人工栽培ができるまでは「幻のきのこ」と呼ばれていました。低カロリーで、美肌に期待ができるビタミンB2などが豊富です。有機のものは、うまみが濃厚で肉厚。シャキシャキの食感も魅力です。